11月10日(月)Diary
創造性を高めたい!
創造性を育むために引っ越し、新しい街や空間に慣れるのに時間をかけておりました。
今と次を意識していたため、レッスンの振り返りを意図的にお休みしていました。
もちろん、一回一回のレッスンで感じたこと、次に生かしたいこと、みなさんの成長の変化は、しっかりと心に止めてあります。
完璧のちょっと前に一区切り
タップダンス初心者クラスで長く続けていた振付は、10月いっぱいで一区切り。
短いフレーズを積み重ね、多くのステップを学べるように作った振り付けでしたが、楽しんでくださったように感じていました。
もしかしたら「あと少しで完璧になりそう」と思う段階だったような気もしていますが、だからこそここで一区切りです。
完璧のために乗り越える山
どこを目指したいか、どんな形を“完璧”と感じるか──その過程も、そして完璧という完成の姿も、人によって本当にさまざまです。
完璧のために乗り越える、この先の山って、アーティストそれぞれが考える、表現するところに入っていきます。
人によって違うものですが、今ここで一区切りをつけて次へ進むのは、指導的な観点からです。
何度もひとまとまりのステップを繰り返した。
全員が乱れることなく、違うリズムを奏でることなく、音楽に合わせることが出来た。
それを数回繰り返した。
ここまでが今回の区切りです。
完璧は人によってさまざま
見た目には同じ場所にいるようでも、感じ方は人それぞれです。
すでに「完璧」と思う方もいれば、自分なりの理想をもう少し先に描いている方もいるでしょう。
本来なら、その先を舞台の上で体感してほしいところですが、発表会のない今は、ここをひとつの区切りとします。
次の振付に入るとき、完璧のゴールラインが変わる方もいるかもしれません。
そして、この一区切りの時点で“自分なりの山”を思い描いて歩み始める方もいるでしょう。
その山の形は、やはり人それぞれです。
この空間この時間に心を置いて
目標を持ってくれることはとても嬉しいことですが、忙しい日々の中で、この時間だけは集中して踊る――それだけで十分だと思っています。
スタジオに足を運び、心をここに置いてくれること。
気づかないうちに出来ることが増えていく
その時間の中で、自然と身体と感覚が、少しずつ前へ進んでいくようなレッスンを心がけています。
気づかないうちに“出来ること”が増えている。
そんな瞬間を重ねながら、それぞれの“今よりもう一歩”に向かっていけたらと思っています。
さて、自分にもエールを送って
これからもよろしくお願いいたします。

