タップダンス初心者土曜クラス Diary|2025年9月13日(土)
3ヶ月休講の方が復帰されました!
3ヶ月お休みされていたT君が復帰です!全く変わらない様子でレッスンの扉から入ってきて、本当に嬉しかったです。体のことも心配でしたが、まずは復帰できる体に戻ったことが何より嬉しく思いました。
3連休の初日、残念ながらお一人お休みで参加は2名。少人数でしたが、内容はとても濃い時間となりました。タップダンスは足を自由に使ってリズムを奏でながら踊りますが、実は上半身も大切な役割をしています。猫背になりすぎる方は、背筋を伸ばすことでリズムがぐっと取りやすくなります。
タップの前の体づくり
T君の体の不調を考えて、今日はタップの前に簡単なトレーニングを取り入れました。股関節の位置を指で触って足踏みするシンプルな動きですが、骨盤を丸めたり落としたりしてしまう方は、股関節を正しく捉えられていないことが多いです。膝を上げるのではなく、関節を曲げて上げる——その位置がわかると、動きはずっと楽になります。タップの基本である「腿を下げる」動作も、こうした体の理解があるとずっと自然にできるようになります。
キックの新しい指導ポイント
さらに今日は、最近の基礎レッスンして取り入れているキック。キックは返すことが大切と伝えてきましたが、今回ポイントをプラスしました。踵で蹴ることと、坐骨と踵がつながる感覚を意識することです。股関節や膝の余計な力を抜いて強く蹴ると、その感覚が足の動きとなります。長く通っている生徒さんは「ほんとだ!」と感じ取り、T君は最初「繋がらない」と試行錯誤していました。でも、繋がらないとわかること自体が大切で、そこから数を重ねれば必ず感覚をつかむことになるからです。
振り付け「イメージはわかります」
振り付けは3ヶ月分進んでいますが、今日は繰り返し練習してきたパートを重点的に行いました。T君は発表会にも多数参加していた長くこのスタジオに通う仲間で、初級クラスも経験済み。久しぶりでもあっという間に一緒にステップを踏みました。もう人方も集中力が高まり、良い音を出していました。最後に新しい部分をさっと流し、「今日のところを集中してください」とお伝えして、何度も繰り返しました。確認の際、「イメージはわかります」と言ってもらえたことがとても嬉しかったです。
お休みは停滞でなく熟成期間
最後は少し疲れた様子もありましたが、本当に嬉しい日となりました。お休みの間にタップダンスが彼の中で熟成されたことを感じられたのも嬉しかったですし、久々に仲間と一緒にレッスンすることでお互いに刺激を受け合う時間にもなりました。もちろん、私自身にとっても大きな刺激となりました。
次回のレッスンもよろしくお願いいたします。